御霊神社

御霊神社は、もともとは鎌倉・梶原・村岡・長尾・大庭の五平氏をまつる神社で、五霊の神として尊敬してきたと言われている。鎌倉に幕府ができる前からあったと伝えられていて、いつ頃からか鎌倉権五郎景政を祭神とする神社になったのは、景政があまりにも武勇がすぐれていたことや、御霊神社あたりの領地を開いたからだと言われている。

この神社も、あじさいの頃に賑わう神社でもある。何よりも鳥居の前を江ノ電が通り、その線路沿いにあじさいが花を咲かせるから、素人カメラマンの人だかりができる。本殿裏にはちょっとした散策ルートがあり、ここにもヤマアジサイやあじさいが花を咲かせる。

御霊神社鳥居
御霊神社鳥居

参道を歩き、御霊神社の鳥居が見えると、小さな踏切を越える。踏切の手前にもあじさいが咲いているし、江ノ電の線路沿いのも沢山のあじさいが植えられている。江ノ電が通る度に、シャッターを切る音がこだまするくらいの撮影スポットなのだ。

踏切を渡ってすぐに神社の境内に入るような場所は、他には見当たらない。お寺だったら、腰越の万福寺が踏切を越えると境内に入るお寺だ。

御霊神社
御霊神社

線路脇のカメラマンの人だかりが嘘のような、厳かな本殿は、とても良い雰囲気で参拝者を迎えてくれる。古い神社の持つ、何か神秘的な雰囲気がある。決して大きな神社ではなく、それでいてどこにでもあるような神社でもない風格がある。

御霊神社 弓立の松
御霊神社 狛犬

古い神社だということを表しているような、狛犬は歴史を感じさせる。狛犬が古びている方がとても厳かな神社であることを表しているような気がする。風雨によってすり減ったり、苔が付いているような狛犬は、眺めていると長い年月を感じさせられる。

御霊神社 弓立の松
御霊神社 弓立の松

社殿の前にある弓立の松は、景政が領内を回るときに弓を立てかけて休んだと言われている松の木の一部だ。900年の年月が経っているとされる。

御霊神社 石上神社の大神輿
御霊神社 石上神社の大神輿

あじさいが咲く社殿裏側の小路の入口手前に、古びた建物があり、そこに神輿が保管されている。薄暗い建物の中を覗き込むと、確かに古びた神輿がある。

毎年海の日に、御霊神社の境内にある石上神社の例祭が行われる。昔御霊神社の前浜に、巨石があり、その石で船の座礁が多発し多くの人が亡くなっていた。海神の怒りと悟った村人達が、この石を引き上げその上部を祀ったことから、石上神社と称した。その石上神社の例祭は、海神の霊を鎮め、遭難した人々の霊を慰めるため、御供(ごく:神前に供えた赤飯)を海上に流すものである。

御霊神社 石上神社
御霊神社 石上神社

御霊神社の境内には、小さな鳥居があり、いろいろな神社の小さな社がある。石上神社や地神社、金比羅社、御嶽社、第六天社、祖霊社、秋葉神社、稲荷社などである。何故こんなにも沢山の神社があるのか、良く分からない。他の神社でも、境内に別の神社を祀っているところは多々あるが、これほどまでに数が多い神社は見たことがない。

御霊神社のあじさい
御霊神社のあじさい

御霊神社社殿の裏側に咲いている白いあじさい。このあじさいが、一番好きかも知れない。鮮やかな色のあじさいも良いけれど、真っ白なあじさいは、清楚な感じがして、個人的には好きなあじさいだ。

それほど数は多くないけれど、あじさいの頃には、ぜひ御霊神社も訪れてほしい。目立たないけれど、社殿の裏の小路を歩くと、いろんなあじさいを鑑賞できる。

御霊神社
8:00から日没まで(境内自由)

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