長谷寺あじさいの頃

今年のあじさいは、終わりかけだろう。比較的花期は長い花だろうけど、今年は咲き始めも早かった気がするから。

そんなあじさいだけど、鎌倉では外せない花である。あじさい寺のことは、ちゃんと書いておこうと思う。

長谷寺参道
長谷寺参道

あじさい寺と言うと、長谷寺が有名だ。鎌倉で3つあげるとすると、長谷寺と明月院、成就院だろう。どこが一番かは、甲乙つけ難いけど、お寺の規模的なものを考慮すると、長谷寺に軍配があがりそうだ。境内の広さもあり、人出が一番多そうだ。明月院は庭も広いが、観光バスが入ってくるほどの広い場所が近くに無い点からすると、不利かもしれない。

江ノ電の長谷駅から大仏方面へ延びる道を歩き、鎌倉駅方面から延びる長谷小路(由比ヶ浜大通り)と交差するところで、左に入ると、参道になる。写真右にあるように、長谷寺の看板も出ている。

長谷寺山門
長谷寺山門

参道を歩き、まず最初に目に入るのは、大きな提灯がぶら下がっている山門だ。ここが長谷寺ということがすぐにわかる。山門はくぐれないので、山門左にある受付で拝観料を納めてから、境内に入る。

入ったところは、池を中心とした美しい庭園になっている。四季折々の花が咲き、春もあじさいの頃も、秋もいろんな景色をたのしめる。

本堂のある境内は、石段を上った上にある。

長谷寺観音堂
長谷寺観音堂

なんと言っても、長谷寺で一番圧巻なのは、観音堂に安置されている、ご本尊の十一面観音菩薩像だろう。高さ9メートルを越える立像で、圧倒されるくらいの迫力である。同じように奈良の長谷寺にも十一面観音菩薩があるが、二体作られたうちの一体が海に流され、この辺りに辿り着いたという伝説もあるらしい。

長谷寺阿弥陀堂
長谷寺阿弥陀堂

観音堂に向かって右にある阿弥陀堂には、鎌倉六阿弥陀のひとつで、阿弥陀如来坐像が安置されている。鎌倉六阿弥陀とは、高徳院(大仏)と光明寺、宝戒寺、浄光明寺、光触寺を加えた6つのお寺のを指す。

長谷寺観音ミュージアム
長谷寺観音ミュージアム

観音塚に向かって左には、昨年できた観音ミュージアムがある。建物は以前からあり、宝物も展示されていた。リニューアルされたものだ。以前の宝物館には、一度入ったことがあるが、はっきり覚えていないので、近いうちに一度見てみたいと思っている。

長谷寺弁天窟
長谷寺弁天窟

長谷寺でちょっと神秘的なのは、弁天窟である。入り口を入り、右手にずっと奥まで歩いたところにある。窟内の壁面に弁財天と十六童子が彫られていて、ちょっと神秘的な場所だったりする。

長谷寺経蔵とあじさい
長谷寺経蔵とあじさい

さて、あじさいだけど、観音ミュージアムの建物の左手奥から石段を上る高台にある。経蔵と呼ばれる建物の裏手の高台である。散策路になっていて、そこに約2500株のあじさいが花を開く。

シーズンの休日には、観音ミュージアムの前に行列を作って、散策路に入る順番を待つ。散策路も人混みでいっぱいになる。狙い目はやはり、朝早い時間だろう。平日なら、シーズンでも大丈夫だと思う。

長谷寺のあじさい
長谷寺のあじさい

明月院のあじさいは、ほとんどブルーのあじさいはだけど、長谷寺のあじさいは、種類も 40種類を越える。

長谷寺のあじさい
長谷寺のあじさい

長谷寺の高台に咲いているので、場所によっては海が見える。あじさいの花の背景に海を入れた写真を撮ることができる。谷あいにある明月院とは違った味わいがある。

長谷寺のあじさいと海
長谷寺のあじさいと海

由比ヶ浜あたりが見渡せる場所もある。この光景は、成就院でも見られる。季節的に眺望は良くないけれど、対岸の材木座から逗子辺りが見渡せる。空気が澄んでいて、遮るものが無ければ、三浦半島がはっきり見える。

長谷寺のあじさい
長谷寺のあじさい

散策路を順路に従って降りて来ると、竹林と経蔵のある場所に出る。経蔵の裏の斜面にも、沢山のあじさいが咲いている。散策路では、通る人の邪魔にならないよう気を使うが、経蔵の辺りだと、あまり気を使うことなくゆっくり写真を撮ることができる。

長谷寺はあじさいだけでなく、いろんな見所があるので、例えば写経などもするのであれば、半日くらい楽しめるお寺でもある。あじさいの頃に、急いで回ったとしても、1時間くらいは見ておきたいお寺だ。

海光山長谷寺
浄土宗
3月~9月 8:00~17:00 /10月~2月 8:00~16:30

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