はじめに

鎌倉が好きです。鎌倉という街が持っている独特の雰囲気が好きです。古い歴史があり、新しいものも次々と現れる意外性も、鎌倉が好きな理由のひとつかも知れません。

狭い路地を歩いていると、住宅地の間にとても古くて由緒ありそうなお菓子屋さんに出会えたりします。文人が住んでいた場所に出会えたり、ちょっと変わったお店やおしゃれなお店にも出会えます。

お寺の門をくぐると、別世界が広がっていたり、空気が凜として、歩いているだけで癒やされる思いになったりします。お寺の境内でのんびりと居眠りをしている猫に出会えたりして、その様子に思わず笑みを浮かべたりします。

鎌倉を取り囲む低い山々を歩いてみると、また違った鎌倉を体験することができます。少し歩くとすぐに海が広がっていて、波の音を聞きながら歩いたりすると、海風がとても心地良いことに気付きます。

そんな大好きな鎌倉を、いろんな人に伝えたいと思います。自分の好きなものを、誰かに話したくなる、そんな気持ちです。

鎌倉が好きだから、鎌倉に住んでみようかと思ったこともあります。でも、5年前に新しい住処を探す時、やっぱり鎌倉以外で鎌倉にそこそこ近いところに住むことにしました。何故なら、常に鎌倉を外から見られる旅人で居たいと思ったからです。近づき過ぎると、別の鎌倉が見えてきそうな気がします。

鎌倉を毎日のように歩き、鎌倉のことを毎日のようにお伝えしたいと思います。細やかな夢みたいなものです。でも、僕はサラリーマンなので、鎌倉を毎日歩くことができません。そのうち引退したら実現しようかと思っています。

鎌倉というひとつの街のことを、とことん知り尽くして、その中で誰かに伝えたいと思ったことを、ブログや何かでお伝えする、僕にとってはとても意味あることに思えます。

僕が鎌倉を歩き始めたのは、2009年4月のことでした。今でも覚えていますが、ちょうど転勤して来て横浜市栄区に住み始めた頃でした。引越の荷物の片付けもそこそこにして、お昼過ぎにちょこっと歩いてみました。

まず腹ごしらえは、鎌倉駅前のビルの地下にある「川古江家 (かわごえや)」という蕎麦屋さんでした。僕はしらす丼と盛りそばのセット、奥さんは小海老と牛蒡のかき揚げ蕎麦でした。昼食の後で、小町通りを歩き、鶴岡八幡宮にお詣りして帰って来ました。

茅ヶ崎に引っ越してからは、ほんのたまに鎌倉を歩くだけになってしまいましたが、これまで鎌倉を歩いた回数は、150回を越えています。そして、膨大な量の写真が残っています。このおおよそ7年間の150回の思い出と、これから歩く鎌倉のことを題材にして、ブログという形のサイトを作ることにしました。

大好きな鎌倉のことを、少しでも多くの方にお伝えしたいと思っています。

2016年7月吉日
しん